【こぼれ話】猫お断り、歴史的建造物から追放で反対運動 クロアチア
https://www.jiji.com/jc/article?k=20220420042894a&;g=afp

14世紀に建造された旧総督邸の前にいつもいる17歳の猫アナスタシア。
地元の人や観光客の人気者だ。

里親に引き取られても、すぐに戻ってきてしまうため、
ボランティアが旧総督邸の玄関ポーチ脇に段ボール箱を置いてやった。

だが、邸内の博物館を運営する当局は、これを快く思わなかった。

そこで、動物愛好家が宮殿風の木製キャットハウスを作り、アナスタシアにプレゼントした。
ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式の要素を盛り込んだキャットハウスの入り口には、名前を刻んだ金属プレートも付いている。

しかし、文化財保護当局はキャットハウスの撤去を命じた。

博物館側は、ドブロブニクの
「独特の文化や歴史全般を、特に保護施設や住居設備の増設によって」
改変することは何人たりとも許されないと主張。
マト・フランコビッチ市長も博物館を支持している。

アナスタシアの追放を受け、ソーシャルメディアでは怒りの声が巻き起こった。
追放撤回を求める請願には、16日までに1万2000人が署名した。