手品のテクニックを悪用し高級腕時計を盗んだ疑い 25歳の男逮捕 店員の視線そらし偽物とすり替え
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高級腕時計などを繰り返し盗んだ疑いで、アルバイトの男が逮捕されました。

男は、手品で使われる「ミスディレクション」のテクニックを悪用し、接客した店員の視線をそらした隙に、本物の商品と偽物をすり替えていたということです。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定のアルバイト・四條勇希容疑者(25)です。

警察によると、四條容疑者は去年10月、大阪市中央区の高級腕時計買取販売店で、販売価格437万円の高級腕時計1点を盗んだ疑いが持たれています。

四條容疑者は、東京や大阪の高級腕時計店などで、手品で使われる視線をそらすテクニック、「ミスディレクション」を悪用していました。

店員が接客のため商品を出した際に「別の腕時計をケースから出して下さい」「付属品はないですか」などと話しかけて注意をそらし、あらかじめ準備していた偽の商品とすり替え、その後、電話をかけるふりをして店外に出る手口で、盗みを繰り返していたということです。

また、犯行にあたって何度も店を訪問し、店員の接客状況のほか商品の特徴を入念に下見して、偽の商品や値札も準備していました。盗んだ高級腕時計などは別のブランド買取店で売却し、現金化していたということです。

警察の調べに対し四條容疑者は「以前、マジックバーに勤務していた経験があり、(窃盗の手口は)自分に向いていると思った」などと容疑を認めているということです。