橋下徹さん、狂犬病検疫”緩和”に「新型コロナは水際対策を過剰なまでしたのに…人道判断は誤ることが多い」意見に賛同相次ぐ

元大阪府知事で弁護士の橋下徹さん(52)が20日、自身のツイッターを更新。ウクライナ避難民が連れてきたペットに対する検疫手続きを特例で緩和する政府の判断に言及した。
 通常は狂犬病のワクチンを2回接種した国の証明書がない場合は最長180日間、動物検疫所で隔離。隔離期間中、飼い主は管理費を払い、検疫所に通ってペットの世話をする。この費用が避難民の負担が大きいとし、政府は緩和した。
 農林水産省相によると、今回の特例で避難民の犬は、証明書がなくても抗体検査などで一定の数値が認められれば隔離せず滞在先に連れて行くことが許可される。
 橋下さんは「これはアカン。狂犬病を甘く見過ぎ。数頭から一気に全国的に広がり、人間の死者も出て、その後大量の殺処分につながった事例もあるとのこと」と懸念。
 続いて「新型コロナでは水際対策をあれだけ過剰なまでにしていたのに、ウクライナ人への人道配慮ということで判断が歪んでしまった。法の支配を無視する人道判断は誤ることが多い」と判断が的確ではないと非難した。
 さらに「ここはしっかりと犬の隔離。そのためにお金がかかるというなら、お金の面をサポートしてあげればいいだけ」と管理費が避難民の負担になるなら、その金銭面を支援すればいいとの考え方を示した。
 ネット上では「ほんま、その通り」「完全に同意」「人道より犬道配慮」などと橋下さんの意見に賛同するという声が続々と届いた。

https://www.chunichi.co.jp/amp/article/457020