https://president.jp/articles/-/47695?page=2
一方、平日にインターネットを利用する人は、全体で45%。このうち、16〜19歳は80%、20代は73%で、「テレビ離れ」が激しい若者ほどネットの利用率が高くなった。

60代以上でもネットの利用者は急増しているため、全体のテレビ79%対ネット45%という利用率も、限りなく拮抗しているかもしれない。

今回の調査結果について、当のNHK放送文化研究所が「衝撃的」と驚くように、若者にとってテレビは毎日見る「日常メディア」ではなくなりつつある、といえそうだ。


民放キー局は軒並み大幅減収
この数字に、もっとも衝撃を受けているのが民放各局だ。

在京民放キー局5社は、6月17日から29日にかけて相次いで株主総会を開いて新体制を整えたが、2020年度の決算は、全社とも売上高が前年を大きく割り込み、営業利益もテレビ朝日以外は大幅減となった。連結決算でみると、全社とも減益減収だった。

図表3の「民放5局の2020年度決算」を見れば一目瞭然で、見るも無残に「▲(前年比マイナス)」で埋め尽くされた。