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ロシア軍事侵攻は新局面 西側諸国ウクライナに戦闘機供与で「空の戦い」が雌雄を決する
ウクライナ東部の完全制圧に向け、軍事侵攻の“第2幕”が上がった。ロシア軍は東部2州を含むドンバス地方でウクライナ軍の防衛を突破しようと、攻勢を強めている。一方、ウクライナ軍は西側諸国の支援で戦闘機を増強。両国の争いは新局面を迎え、「空の戦い」へと拡大する可能性がある。
米国防総省によると、ウクライナ軍が他国から軍用機の部品を受け取り、運用できる機体を数週間前と比べ、戦闘機を含め20機以上増やしたという。米国は戦闘機の供与に及び腰だが、少なくとも1カ国はウクライナに機体供与を検討しているとみられる。
「ウクライナが受け取ったのは、空軍が主力として使っている旧ソ連製の戦闘機『ミグ29』の部品ではないか。『ミグ29』についてはもともと、スロバキアが自国内で運用している機体を、ウクライナのゼレンスキー大統領の求めに応じて提供する考えを示していました。搭載武器はロシア仕様ですが、電子機器はNATO仕様です」(軍事ジャーナリスト・世良光弘氏)
スロバキアはNATO加盟国。戦闘機の供与を求めるウクライナに対し、米国などはロシアの反発を生むとして慎重姿勢を崩していないが、やや踏み込んだ格好だ。方針転換の理由は、ドンバス地方で予想される戦闘の激化である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5592170ed6f36586a8687331571a247fda92b1b5
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