タイソンは“鉄拳制裁”を示唆していた? 2年前のSNSへの懸念発言に再脚光「他人を馬鹿にしても殴られない環境に慣れすぎ」

 そんななかで、かつてタイソン氏が語ったソーシャルメディアに対する異論が皮肉にも、ふたたび脚光を浴びている。英紙『The Sun』をはじめとする複数メディアが紹介したのは、2年前のある取材で語っていた次の言葉だ。

「ソーシャルメディアのせいで、お前らはみんな、赤の他人を馬鹿にしても、顔面を殴られない環境に慣れすぎている」

 SNSに懸念を抱いたタイソン氏らしい歯に衣着せぬ発言だ。これをふたたびクローズアップした『The Sun』は「マイク・タイソンは2年前に自ら語ったソーシャルメディア愛用者たちへの警告を現実のものとした」と報道。さらに米放送局『CBS Sports』のアナリストであるジョシュ・トーマソン氏は「これ以上にリアルなことはない」と自身のツイッターで伝えた。

 今年3月には、自身が出演したイベントで暴漢に拳銃を突き付けられても怒りを見せずに、好意的に振る舞っていたタイソン氏。だが、SNSでの再生回数を目的とした今回の執拗な“煽り”には、さすがに堪忍袋の緒が切れてしまったのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a9c469d4f09d93fa2c22b413055d2828a3bfbfc