多数の民間人が虐殺されたキーウ(キエフ)郊外のブチャ市(人口約3万7000人)を訪ねた。
ブチャは3月末までの約1カ月間にわたって露軍占領下にあった。
露兵らが「ナチスト(ナチ主義者)を探しに来た」と口にし、民間人の殺害や拷問に及んでいた実態が住民の話から浮かび上がった。

キーウから車で約1時間。
激しい空爆や砲撃を受けた近隣のボロディアンカ区(人口約1万3000人)と比べ、建物の被害は少なかった。
だが、露軍占領下で約400人の民間人が殺害されたことが分かっており、後ろ手に縛られた状態で銃殺された遺体も見つかっている。

「露軍の行動原理はよく分からない」と地元青年組織の男性代表、リュボミルさん(26)は語る。
住民は白い布を腕に巻き、露軍の命令に絶対服従するように求められた。
「(移動など)何をするにも露軍の許可が必要だった。高層住宅や市の中心部は比較的安全だったが、郊外はたいへん危険だった」という。

https://www.sankei.com/article/20220424-XSFAE32M45O4XPKPVICYE7525I/

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