(書評)『わたしが先生の「ロリータ」だったころ 愛に見せかけた支配について』 アリソン・ウッド〈著〉:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15274633.html

■孤独につけ込む狡猾で周到な罠

少女マンガの世界には、かわいいヒロインがかっこいい担任教師と恋に落ちる話が結構ある。それが読者の胸を大いにときめかせているわけだが、このノンフィクションを読めばいかに危険なファンタジーであるかがわかるだろう。

舞台はアメリカ。アリソンは高校最後の学年であるシニア…

この記事は有料会員記事です。