アベノマスク受注会社「誹謗中傷したメディアやネット民に損害賠償請求も視野」
4/25(月) 7:15

※略※

 あれから1年半あまり。ユースビオを巡って動きがあった。

 神戸学院大の上脇博之教授が国にアベノマスクの受注経緯に関する情報開示を求めた訴訟で、今年1月、大阪地裁がユースビオを含む受注企業に対し、国側とのメールの任意提出を求めたのだ。

 4月下旬、樋山社長に自宅前で話を聞いた。

「ウチは最初から何も隠すことはないので、情報開示の訴訟に関しても、裁判所の要求に応じて、資料を全部提出しました。国側とのやり取りは、電話の録音は残っていませんが、メールなどの形で残っているものは全て出してます。ウチは公明党との付き合いがあるので、当時は政治的背景とか変な疑惑が報じられたけど、やましいことはまったくありません」(樋山社長)

 そう明かした上で、受注の経緯についてもこう語るのだった。

「改めて説明すると、ウチは元々ベトナムやインドネシアで木質ペレットや石炭の輸出入事業をやっていて、コロナ禍でマスクが不足した時にベトナムから布マスクが大量にあるという連絡を受けた。それで現地から布マスクを輸入して、福島県、山形県と取引をしようとしたんです。その途中で、自治体ごとのマスク調達ではなく、国が一括でやるという話になり、山形県から経産省の担当者を紹介された。受注業者4社の中でウチが一番単価が安かったし、納期も守った。なぜ非難されたのか分かりません」(同前)

 現在もペレットの輸出入業を続けており、事業は順調だという。そして自身も法的措置を考えているとして、樋山社長はこんな計画を明かした。

「いずれコロナが落ち着いたら、私を誹謗中傷したメディアやネット民に損害賠償請求をすることを考えています。度重なる中傷で、ウチも損害を被りましたからね」

 反撃の狼煙が上がろうとしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0539b670a2e71d47961cf4e71647f6fd319e2e73