ウクライナ避難民に南部せんべい贈る ポーランドに発送へ

ウクライナから避難した人たちのためにできる支援をしようと、岩手の伝統的なお菓子で長期間保存できる「南部せんべい」がヨーロッパに送られることになり、
23日、菓子メーカーでセレモニーが行われました。

これは岩手県の魅力をPRする活動を行っている「岩手まるごとおもてなし隊」が、菓子メーカーに呼びかけて実現しました。

二戸市にあるメーカーの店舗でセレモニーが行われ、「おもてなし隊」の女性2人がせんべいを箱に入れてこん包しました。

南部せんべいは長期間保存できて栄養価が高いうえ、原料に肉や魚などを使用していないので、
ヨーロッパに多い菜食主義の人たちも食べられるとして支援物資に選ばれたということです。

箱の中には避難した人たちを励ますメッセージカードが添えられ、スープや牛乳に入れたりディップソースをかけたりしてもおいしいと書かれています。

「岩手まるごとおもてなし隊」を運営する会社の向川原美穂社長は「ふだんは岩手のPRをしていますが、今回はPRではなく、
自分たちにできる支援をしようと思いました。せんべいで命をつなぎ、少しでも安らぎになってくれれば」と話していました。

南部せんべいは12枚入りの1500パックが、避難者を多く受け入れているポーランドに向けて送られるということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20220423/6040014110.html