――高校時代に「ハンカチ王子」として人気を博し、大学時代は「佑ちゃん」フィーバーを湧き起こした。常に注目される存在でありながら、謙虚で爽やかな態度を崩さなかった。あの姿は“地”ですか?

斎藤 同じように「斎藤佑樹を演じていたのか?」という質問をされることもありますが、自分でもよく分かりません(笑)。ただあの時、無理していたのかと問われれば決してそうじゃないけど、世間のイメージを壊したくない思いはあったかも。

確かに、人並みに感情の起伏はあるし、怒ったり、悲しんだりするけど、それを出さなかった、出せていなかったということはあるかもしれません。抑制していたのかな…。でも、そうすることで周りが本当に助けてくれた。だから注目されることにストレスを感じることはあまりなかったですね。

それに、怒って得になることがあるのかな、と考えてしまうんです。もちろん、我慢してしまったために誤解を生むこともありますけど、感情を爆発させたくなったらやっぱり一呼吸置きますね。怒って得があったら怒りますけど、ないことの方が多いじゃないですか。でも、それは“斎藤佑樹”だからじゃないですね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/703b3b7760976bc6ee1c36cbffe6cc4a2ac7a102