17番人気で2007年のNHKマイルカップ・G1を勝つなど活躍したピンクカメオ(牝)が、
けい養先の北海道千歳市・社台ファームで4月28日に死んでいたことが明らかになった。18歳だった。
同馬は、4月14日にブラックタイドの牡馬を出産した直後から体調不良に陥り、28日に起立不能となり、死亡が確認された。

父フレンチデピュティ、母シルバーレーン(父シルヴァーホーク)の血統で、全兄はG1・2勝のブラックホーク。
現役時代は美浦・国枝栄厩舎に所属し、通算成績は21戦4勝。
重賞は07年NHKマイルC・G1の1勝で、桜花賞14着から臨んだ同レースは直線一気を決めて優勝。
3着に18番人気のムラマサノヨートーが入ったことで、3連単973万9870円の大波乱となった。

社台ファームの東礼治郎場長は「1歳3月から育成に来て以来、引退繁殖となってからもずっと金子オーナーの所有馬として
当牧場で預からせていただいていました。素直で丈夫で扱いに全く苦労することはありませんでしたので、
突然の別れにスタッフ一同驚き、そして悲しんでいます。G1勝ち馬として、これからも当牧場で長生きして欲しかっただけに残念でなりません。
遺された血を繋ぎ、いつかピンクカメオのようなG1を勝てる馬を育てることが最大の供養だと思いますので、
これからも精進していきます。どうか安らかに眠ってほしいと思います。これだけの名馬を預けてくださった金子オーナーにも、
厚く御礼を申し上げたいです。ありがとうございました」とコメントした。

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