“盗撮のカリスマ”斎藤果林容疑者が逮捕 犯行グループの一員が明かす“卑劣な手口”「若い女性が集まる連休にはグループで“温泉盗撮旅”へ」 から続くhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5fa7f37c33fe86b2108a21b835f5b6d8f9f33a32

 茨城県にある日本百名山の1つ、筑波山。長閑な田園風景が続くこの土地の、とある宿泊施設の一室に夜、浴衣姿で寛ぐ5人ほどの男たちが集まっていた。ノートパソコンとテレビをHDケーブルでつなぐと映し出されたのは、バスケットボール部の女子学生たちの日常風景。次に映し出されたのは、彼女たちが露天風呂に浸かる姿を捉えた盗撮動画だったという。

 Aはこう証言する。

「斎藤は馴染みの盗撮仲間や購入者たちを集めて、盗撮動画を持ち寄り“オフ会”を開いていました。クリスマスや年末年始などにメンバーが集まると、少し広めの部屋を予約し、その一室で開催するのです。

 そこで流されていたのが、女子学生の動画です。某県内のとある温泉施設に、毎年春になるとバスケ部が合宿に来るのですが、斎藤はその入浴動画を撮影していました。更に女子学生個人のSNSを調べて日常の写真を入手する者もいれば、わざわざ練習風景や学園祭の様子を盗撮しにいく者もいます」

“ドキュメンタリー風”に編集した「鬼畜動画」
 そうして集めた素材にBGMをつけ、「“ドキュメンタリー風”に編集する」という。

「その『鬼畜動画』をみんなで鑑賞するのです。私が見た動画では、名前のテロップ入りで局部をアップで写す場面もあり、さすがに気味が悪く、この内容がもしも流出したらと恐怖を感じたのを覚えています」

 極めて悪質な犯罪行為。そして斎藤容疑者は定番スポットで待ち構えて撮るだけではない。自ら被写体になる女性をナンパし、手の込んだ盗撮をすることもあったようだ。

「女性に『温泉入ってきてレポートを書いてくれたら2〜3万円あげる』などと誘い、すぐに交渉を成立させます。この場合は、女性の個人情報をメンバーに晒したり、販売したりすることはありません。仲間に動画を共有する際には、その女性が映っている部分はカットします。単純にナンパして、その後盗撮する過程を個人的に楽しんでいたんだと思います。道で出会った人から、車を買ったディーラーのお姉さんまで、気に入った人には積極的に声をかけていました。