母奪ったバス事故から10年 白バイ隊員、交通安全祈り献花へ
https://mainichi.jp/articles/20220428/k00/00m/040/152000c

群馬県藤岡市の関越自動車道で2012年4月、
乗客7人が死亡し、38人が重軽傷を負った高速ツアーバス事故は29日、発生から10年を迎える。
「10年という節目ではあるかもしれないが、昨日起きたことのように思い出すことも多い」。
母直美さん(当時44歳)を亡くしたことを機に15年に群馬県警に就職した石川県出身の山瀬俊貴さん(29)は、
今年も事故の発生時刻に合わせて現場に花を手向け、交通安全を祈る。

山瀬さんは当時、岐阜県内の大学に通い、1人暮らしをしていた。
JR金沢駅発東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)行きの高速ツアーバスが道路左脇の防音壁に衝突し、
多数の死傷者が出ているとの情報はニュースで知った。
「母もよく利用するバスだが、その時はまさか乗っているとは思わなかった」と振り返る。