【図解】富士山が噴火したら、一般住民は「徒歩避難」せよ ─17年ぶり改定のハザードマップ&リアルシミュレーションで被害が上方修正 [195892615]
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2022/05/01(日) 23:39:17.80ID:j9+b/3dO0●?2BP(1000)

■富士山が噴火したら観光地はどうなる…ハザードマップ&リアルシミュレーション

一般住民は原則として徒歩で避難すること─—。3月30日、富士山火山防災対策協議会が、富士山が噴火した際の新たな避難方針を示すと、近隣住民には混乱が広がった。
「万が一にも噴火が起こったら、一刻も早く車で逃げなきゃ助からないと思っていたのに。このあたりは車社会だし、徒歩で避難していて大丈夫なのか」(山梨県富士吉田市の住民)

 今回の「徒歩避難」の方針は、昨年3月、17年ぶりに「富士山噴火ハザードマップ」が改定されたことを受けて、避難計画の見直しの中間報告として公表されたものだ。報告では、富士山噴火に伴う溶岩流(マグマ)が噴火から3時間以内に到達する地域の居住者は11万6000人に及ぶと想定された。その数は従来想定の実に7倍に上方修正された形だ。近隣住民が不安を抱えるなか、緊急時に安全に避難するためには、噴火で何が起こるかを正確に知る必要がある。

 17年ぶりに改定されたハザードマップは、溶岩流や火砕流などの規模や流量、到達範囲、到達時間などを予測し、マップ化している。過去最大規模で富士山が噴火したら何が起こるのか。
※2に続く
ソース)
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/22093704/
■富士山が噴火したら観光地はどうなる…ハザードマップ&リアルシミュレーション
https://i.imgur.com/j8cMmKo.jpg
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2022/05/01(日) 23:39:47.40ID:j9+b/3dO0?2BP(0)

■1200度のマグマが焼き尽くす
〈20XX年5月X日、地鳴りのような轟音とともに、噴煙が日本一の霊峰の上空1万mを優に超える高さまで舞い上がった。1707年に起きた過去最大規模の「宝永大噴火」から実に300年超の沈黙を経て、富士山は煙と岩石、3世紀分溜め込んだマグマを一気に吐き出し始めた──〉

 静岡県富士市にある富士山こどもの国。富士山の麓に94.5ヘクタールの公園が広がり、ポニー乗馬やカヌー体験を楽しめる施設だが、ここはハザードマップが示した「想定火口範囲」に含まれている。山梨県富士山科学研究所の吉本充宏主幹研究員が指摘する。

「江戸時代の宝永大噴火のような大規模噴火では、直径20~30cmほどの大きな『噴石』が火口から約4km先まで飛ぶ恐れがあります。小中規模噴火の場合でも2km程度先まで飛ぶ恐れがある。大きな噴石は秒速80mに達することもあり、直撃すると命を落とす危険性があります」

 死者・行方不明者63人を記録し、戦後最悪の火山災害となった2014年の御嶽山(岐阜・長野)の噴火でも、多くの命を奪ったのは噴石だった。ハザードマップの「想定火口範囲」の付近には、青木ヶ原樹海の東の入り口に位置する鳴沢氷穴や富岳風穴もある。噴火から2時間以内に新たな脅威が襲い始める。火口から標高の低い山麓をめがけ、溶岩流が流れ込むのだ。

「溶岩流は溶けた岩石が地表を流れる現象で、富士山の溶岩流は1200度の高温です。火口の下流に向かって流れていき、速度は市街地では人が歩く程度でゆっくりですが、高温のため付近のもの全てを焼き尽くす可能性があります」(吉本氏)

 改定されたハザードマップでは被害想定が大きく変わり、噴火から溶岩到達にかかる時間が大幅に短縮された。

 前出の富士山こどもの国には最短1時間45分で溶岩流が到達する。多くの親子連れで賑わう富士急ハイランドや富士サファリパークにも、噴火から2時間で溶岩流が到達する可能性がある。フジサンケイクラシックが開催される名門ゴルフコースである富士桜カントリー倶楽部の周囲も、噴火から3時間以内に溶岩流の到達が想定されるエリアに含まれている。前出・吉本氏が市街地への影響を注視するのは、山梨県富士吉田市にある「雁ノ穴火口」だという。

「ハザードマップ改定時に追加された火口で、市街地までの距離が1km強しかありません。この火口付近で噴火すると、溶岩流が人口集中地域に短時間で到達するかもしれません。大きな病院や高齢者施設も近いので警戒が必要です」

 雁ノ穴火口付近には、年間100万人が訪れる道の駅富士吉田や東富士五湖道路があり、甚大な被害が懸念される。溶岩流は主要交通網にも流れ込み、国道138号には最短13分、国道139号には最短20分で到達する。新東名高速道路には1時間45分、東名高速道路には2時間15分、東海道新幹線には5時間で押し寄せる恐れがある。

「溶岩流が高速道路や新幹線に到達すれば、日本の東西を行き来する交通手段が寸断され、復興の遅れにもつながります」(吉本氏)

 溶岩の噴出量は、ハザードマップ改定前の7億立方mから13億立方mに上方修正された。最大で57日以内に神奈川県相模原市、小田原市、南足柄市などにも到達し、駿河湾に流れ込む可能性も想定される。
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2022/05/01(日) 23:39:54.97ID:j9+b/3dO0?2BP(0)

■東京都内にも被害が
〈漆黒の噴煙が山の斜面を猛スピードで駆け下り、必死に逃げる住民や車を今まさに飲み込もうとする—─〉

 速度が遅い溶岩流に比べて危険度が高いのが「火砕流」の被害だ。1991年、死者・行方不明者合わせて43人の犠牲者を出した雲仙・普賢岳(長崎)の噴火で発生した火砕流の映像は日本中に衝撃を与えた。

「山頂周辺の急な斜面に堆積した軽石や火山灰などが崩壊して、周囲の空気を取り込みながら斜面を駆け下る現象です。時速100kmで600度を超え、火砕サージという高温の疾風を伴うことがある。富士山では噴火直後に発生する可能性は低いが、発生後に到達予想圏内にいたら避難は不可能です」(吉本氏)

 ハザードマップでは、火砕流は発生後、6分で東富士五湖道路を横切り、国道138号に迫る事態が想定されている。

 噴火後には火山灰が降り注ぎ、風に乗って広範囲に運ばれていく。昨年改定されたハザードマップでは火山灰の被害予測は更新されていないが、大規模噴火の場合、山梨県や静岡県の富士山近隣には50cm以上、神奈川県にも10~29cmの降灰が想定されている。遠方では東京23区をはじめ、埼玉県さいたま市や千葉県館山市、いすみ市、茨城県取手市などにも2~9cmの降灰可能性があるという。

「火山灰が10cm積もるとタイヤが空転して車に乗れなくなります。火山灰が首都圏に届くと交通網が麻痺して物流や生産もストップし、日本経済に甚大な被害が生じます」(吉本氏)

 どのように身を守れば良いのか。大切なのは、噴火の徴候に注意を払って行動することだ。吉本氏は、富士山の噴火が何の前触れもなく発生するとは考えにくく、必ず前兆現象が観測できると指摘する。

「噴火前に深部低周波地震やマグマが上がってくるような有感地震が発生するはずです。噴火の徴候があれば国や自治体からアラートが出るので、近くにいる場合はその時点で自主退避を始め、遠方にいれば富士山周辺に近づかないこと。今回、中間報告で徒歩避難が推奨されたのは避難時の渋滞を避けるためですが、なかには高齢や病気などで車でしか避難できない住民もいます。各自適切な判断が求められます」

 噴火の規模や火口の位置によって被害状況は異なる。様々な可能性を想定しておく必要がある。
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