阿蘇山 火山活動高まる 登山の際は最新の情報確認を

熊本県の阿蘇山は2日未明から火山性微動の振幅がやや大きい状態となり、福岡管区気象台は、さらに活動が活発化すれば噴火警戒レベルを現在の1から引き上げる可能性もあるとして、注意を呼びかけています。
地元の自治体などで作る協議会は、登山の際は最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。

福岡管区気象台によりますと、2日午前1時すぎから阿蘇山の中岳第一火口付近では、地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動の振幅がやや大きい状態で推移し、火山活動が高まっているということです。

噴火警戒レベルはレベル1を継続していますが、福岡管区気象台は2日午前7時15分に臨時の解説情報を発表し、今後、さらに火山活動が活発化すれば、噴火警戒レベルを2に引き上げる可能性もあるとして、注意を呼びかけています。

地元の自治体などで作る阿蘇火山防災会議協議会によりますと、阿蘇山は先月15日に噴火警戒レベルが2から1に引き下げられていますが、見学エリアの安全確認が行われていて、火口から1キロ程度の範囲で立ち入り規制が行われています。

協議会は「連休で多くの人が訪れていますが、気象庁のホームページで最新の情報を確認のうえ、登山者は、名前や連絡先などを書いた登山届を必ず出してほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20220502/5000015511.html