大勢の集団で仕事をする時、同じ仕事をするメンバーの中に仕事をサボる者が現れることがよくあります。
紀元前1250年にエジプトでピラミッドを建設する時も仕事をサボる労働者がいたことを、当時のピラミッド建設チームの石板が記しています。
石板にはラムセス2世の墓の建設に携わった労働者40人の名簿がエジプト象形文字で書かれています。
名前の横に黒字で出勤日が、そして日付の上には「ビールを醸造していたから」「妻が出血したから」など、その日に欠勤した理由が赤色で記されていました。

大英博物館のキュレーターによると、欠勤理由で最も多かったのは「目の病気になったから」「サソリに噛まれたから」で、
次に多いのが「上司の私用に付き合わされたから」というものだそうです。

石板には他にも「大事な宴会に参加して二日酔いになったから」「弟の葬儀があったから」などの理由が記されているとのことで、
節度があればこういった理由で欠勤することも禁じられていなかったようです。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/22097908/