ウクライナ東部2州で「5月半ばにロシア編入の住民投票計画」、米が警告
ウクライナ東部情勢の監視にあたっている全欧安保協力機構(OSCE)のマイケル・カーペンター米大使は2日、ロシアが5月中旬にも、東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)で親露派武装集団が支配する地域の併合を計画していると警告した。「5月半ばにロシア編入に関する住民投票を行う計画がある」との信頼できる報告を得ているという。
プーチン氏、「非友好国」へのロシア製品や原材料禁輸の大統領令に署名
カーペンター氏が2日、米国務省での記者会見で語った。プーチン露大統領は侵攻開始の理由として「ドンバス地方の解放」を挙げていた。露軍は一方で、同地方の全域制圧に向けた侵攻作戦も継続している。
カーペンター氏は2日、米CNNに、露軍が封鎖している南東部マリウポリの市内外4か所に、民間人を収容して退避の可否を判断する選別施設を設置しているとの情報も明かした。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220503-OYT1T50142/