水中カメラ 海底のカズワン 船内を撮影 "いす"など確認するも手がかりなし 4日も早朝から捜索へ
 

 北海道知床半島沖で26人を乗せ沈没した観光船「KAZU1(カズワン)」の捜索で、5月3日午後、北海道警の水中カメラが船内に初めて入りました。

 第一管区海上保安本部によりますと、3日午後5時17分ごろ、北海道警の水中カメラが、深さ115メートル程の海底に沈んでいるカズワンの船内に入ったということです。

 水中カメラが船内に入ったのは今回が初めてですが、設置されている椅子(いす)など、船内の様子を確認できましたが、行方不明者に関する手がかりはなかったということです。

 現場周辺の海域では、3日も海保などが出て残る12人の行方不明者の捜索が続けられていますが、3日午後9時までに新たな発見の情報はありません。

 また海保は、5月2日に続き、3日も業務上過失致死の疑いで運航会社が所有する別の観光船「KAZU3(カズスリー)」などを捜索し、保管されている書類などを調べました。

 海保、海自、道警などは4日も捜索を続け、午前4時ごろからは、水中カメラ3台が順番で船内での調査を試みるということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ebb647696077aebd451cf6dce26cc869698e6a51