トルコ消費者物価、69.97%上昇 20年ぶり高水準

トルコ統計局が5日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比69.97%上昇した。

 ウクライナ情勢の悪化に伴うエネルギーや穀物の価格高騰が響き、2002年以来約20年ぶりの高水準となった。

 内訳を見ると、輸送費(前年同月比105.86%上昇)、食品・非アルコール飲料(89.10%上昇)、家具類(77.64%上昇)が顕著に値上がりし、CPIを押し上げた。

 CPIは前月比でも7.25%上昇と、前月(5.46%)から伸びが拡大した。

 トルコでは、通貨リラ相場が大幅に下落。輸入に頼っている製造業の原材料などの値上がりも、インフレ率上昇に歯止めがかからない背景となっている。 

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