沖縄県内の高校生アンケート 復帰の日「5.15」正答22%

 沖縄県の高校教諭らで作る「沖縄歴史教育研究会」は6日、県内の高校生に実施した歴史などの知識や意識を問うアンケート結果を公表した。
沖縄が抱える最大の課題として「基地問題」が39%で最も多かった一方、10年前に比べて約20ポイント減少した。
同会は「長引く県と国の対立など 混沌こんとん とした状況を反映しているのではないか」と分析している。

 アンケートは復帰35周年となった2007年から5年ごとに高校2年生を対象に実施。今回は1~3月に県内全域の48校の1491人が回答した。
アンケートでは、24%が沖縄の米軍基地について「そのままでよい」と回答し、10年前から3ポイント増えていた。
また、15日の復帰の日がいつかを選択式で尋ねたところ、正答率は22%だった。
同会は「学校現場で復帰に関する授業が十分に行われていない」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20220507-OYTNT50006/