メジャーは佐々木朗希20歳をどう見ている? 米記者に聞く“リアルな評価”「投手としては大谷よりも上」「球審との一件は少し奇妙」



日本にも自身のルーツを持ち、日本野球に精通しているロサンゼルス・タイムスのディラン・ヘルナンデス記者のもとには、すぐに大リーグの球団関係者やスカウトから連絡が入ったという。


「彼が完全試合をした後、大リーグのアジア担当のスカウト何人かと話をした。あの試合の直後、スカウトはビデオでチェックして、自分のチームに詳細なレポートを提出したみたい。みんな言っているのは、『投手としての能力は大谷より上』だと。どうやったら彼に近づけるか、聞いてくる代理人もいた。チームの幹部も知っているし、彼のマネジメント会社や周囲の環境など、調べ尽くしていると思う」

 さらにヘルナンデス記者は「名前は言えないけど……」と言って続けた。

「ある球団のGMは『今の時点で、世界のベスト5には入るんじゃないか』と言っていた。もちろん、真顔でね」


「持っているものだけなら、メッツのジェイコブ・デグロム(2018、19年のサイ・ヤング賞投手)みたいな感じ。大谷は少し制球がアバウトだけど、佐々木は制球力もすごい。日本のプロ野球の世界で、高校のドラフト候補の選手が、地元の県大会2、3回戦でやっているような雰囲気でプレーしている。



もう一つ、日本で議論を呼んだ佐々木と白井一行球審の“ひと悶着”についても聞いてみた。これに関しては、3名の記者ともに「(審判の行動が)理解できない」という反応だった。

「なぜ審判が怒って近づくのか。少し奇妙。何か言ったのならわかるけど……。審判は試合をマネジメントして、感情をうまく扱うように、試合を進めないといけないのに。米国ではこういうケースは見たことない」(ブラム記者)


https://news.yahoo.co.jp/articles/104dcdf497437982ca2ba8f1ab95549b68ae2958?page=1