■「武器貸与法」軍事物資を迅速提供

 そんな厳しい状況が続くなか、アメリカはウクライナへの軍事支援を加速させています。

 バイデン大統領:「これから署名する法案は、ウクライナ政府とウクライナ国民を支援する我々の新たな重要な手段となり、これによりウクライナは、プーチンの残忍な戦争から国と民主主義を守れる」

 バイデン大統領は11日、「武器貸与法」に署名し、法律を成立させました。手続きを簡略化し、軍事物資を迅速に提供することを可能にするものです。

世界各国からウクライナに届く、武器をはじめとする軍事物資は、侵攻を続けるロシア軍に対して、一定の成果を上げているようです。

 イジューム・マツォキン副市長:「最近、海外から提供された武器が届いた。オーストラリア、スロベニア、チェコ、ポーランドから色々頂いた」

 こう語るのは、東部イジュームの副市長です。

 ロシア軍が制圧していたイジュームでは、ここ最近、ウクライナ軍が反転攻勢し、11の村を奪還したと発表しました。