教職員から児童への性暴力、学校側調査を禁止 第三者が対応へ 千葉

千葉市教育委員会は、学校内での教職員による子どもへの性暴力の発生時に、学校側による聞き取り調査を禁止することを決めた。
今後、被害児童へは児童相談所、加害者側や関係者へは弁護士らでつくる第三者の「危機対応チーム」が実施する。
学校側の調査を禁止するのは全国的にも珍しいという。

市教委によると、これまでは性暴力の問題発覚後の対応として、
被害児童や加害教諭への聞き取り調査は、当該学校の職員、市教委教職員課の順で行われてきた。

しかし、学校側の聞き取りの段階で事実関係が隠蔽(いんぺい)されてしまう恐れがあり、被害者側の不信を招く問題が指摘されていた。
このため、市の要請で設置された子どもの性暴力に対する対策検討会は昨年6月、市教委に改善を求めていた。

これを受け、被害児童への調査は、これまで初期段階では対応していなかった児相の職員が担うことに。
また、加害教諭や証人となり得る人たちへの調査については、県弁護士会の指定弁護士、県警OB、市教委職員の3人で新設する「危機対応チーム」に任せることにしたという。

同チームは常設とし、発生初…
https://www.asahi.com/articles/ASQ5C74CXQ4XUDCB00D.html