今月6日、埼玉県川口市で78歳の男性を車ではねたあと救護せず死亡させたなどとして、警察は32歳の介護士をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。

調べに対して容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは川口市中青木の介護士、小出遊輝容疑者(32)です。
警察によりますと、今月6日午前9時前、川口市西青木の交差点で横断歩道を渡っていた78歳の男性を車ではねたあと救護せず死亡させたなどとして、ひき逃げと過失運転致死の疑いが持たれています。

その日の午後11時すぎに自ら110番通報してきたということで、警察が事情を聴いたところ、「男性から『大丈夫だ』と言われ自宅まで送り届けたが、その後不安になり、様子を見に行ったら意識と呼吸がなかった」などと説明したということです。

このため警察は男性の死因を調べるとともに、当時現場を通った車のドライブレコーダーの映像を分析するなどして捜査を進めていました。

調べに対し、「男性が転んだだけだと言うので、当初、警察に通報しなかった」などと供述し、容疑を否認しているということで、警察は詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220510/1000079753.html