リニア工事の水問題 JR東海の“全量戻し”案で解決なるか 静岡知事は「論外」一転「我々にとって朗報」

名古屋の活性化を更に進めるのがリニア中央新幹線です。そのリニア新幹線の工事で、静岡県の大井川の水が減る問題を巡り、JR東海は4月新たな案を出しました。問題解消のめどは?
静岡県は、「南アルプストンネル」の掘削工事の影響で、大井川の水量が減少し、流域での生態系へ影響が出ることなどを懸念しています。
このため、静岡県内での着工は、許可されていません。
「1番大きなポイントは静岡工区で着工できていないということ。(開業時期の)ネックになっている」(JR東海 金子慎社長 5月16日)
JR東海は4月26日、静岡県の専門部会で、工事で流出する大井川の水の戻し方について、2つの案を示しました。
1つめの案は、山梨県側に流れた水をポンプでくみ上げ、大井川に流していく案。
そして、もう1つの新しい案が、東京電力が大井川上流の田代ダムで取水している発電用の水を、工事による流出と同じ量だけ減らして大井川に還元する案です。
つまり、東京電力の協力を得て発電用の水を減らせば、その分、大井川の水は増える計算です。
「論外」だと一蹴から一転…

https://news.yahoo.co.jp/articles/586a19ef80ac6be1f4e75c145d096e09a61043b5