知床半島沖の観光船沈没事故をめぐり、斉藤国交大臣は「国側にも反省点はある」との認識を示しました。

沈没した観光船の運営会社「知床遊覧船」に対しては、国土交通省が去年、特別監査や抜き打ち検査を実施していましたが、今回の事故を防げませんでした。

斉藤鉄夫 国土交通大臣
「我々こちら側にも反省する点はあるということ踏まえまして、抜本的に改善していきたいと決意しております」

去年の特別監査の後、知床遊覧船が特別監査後に提出した運航記録簿には風速、波の高さなどについて連日同じ値が書き込まれていますが、斉藤大臣は国会の場で、“同業他社の記録簿では連日同じ数字とはなっておらず、知床遊覧船の記録は不自然”との認識を示しました。

そのうえで、当時の国交省の担当者による「確認が不十分だった」とし、「改善の必要がある」と述べました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab60ef940e32a0ebbab1246f4404ebe22189aa54