毎週、今年最高に重要な作品ばかりが発売される5月だが、今週末はハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』が発売される。

最近Apple Musicで行ったインタビューが配信されたがその中でなんと、このタイトルは、細野晴臣の『HOSONO HOUSE』から取ったと語っている。

映像の1時間10分あたり。

https://youtu.be/3L4m5ZMzf3A

「このアルバムのタイトルは、細野のアルバムから取っていて、彼が70年代に『HOSONO HOUSE』って作品を作ったんだ。
日本で少しまとまった時間過ごした時に、そのアルバムを聴いて大好きだったんだ。彼がソロで作った初の作品なんだよね。
それで僕も、『ハリーズ・ハウス』というタイトルのアルバムを作ったらすごく楽しいだろうなあと思ったんだ。

当初はすごく小さい作品として考えていたんだけど、実際アルバムを作り始めてみたら、これは地理的な場所についてではなくて、内面的な場所なんだなあと気付いた。

そのタイトルを取り出して、作っている曲に当てはめてみたら、全く新しい意味が生まれたように思えた。

例えば、1日家にいる間に僕が何をするのか? 1日頭の中で僕はどんなことを考えるのか?を想像してみたんだ。
1日家にいれば、楽しい音楽も聴くし、悲しい音楽も聴くし、その全てが好きだし、色んなことを感じる。
だからこのアルバムは人生のある1日みたいな感じなんだ。

確かに、よりエレクトロニックなサウンドのアルバムになったと言えるかもしれないけど、でも僕としては、これまでで最も親密な作品になったと思っている。実際、そんな風に少ない人数でレコーディングもされたしね」

https://rockinon.com/blog/nakamura/202699