PC-98互換機の影響を受けて登場した「NEC PC-9801VX21」、マイナーチェンジにして長命モデル

1986年秋、PC-8801FH/MHと共に発表されたPC-9801VX2は、2年後に新機種が登場するまで第一戦で活躍することになるのですが、途中で一度だけマイナーチェンジされました。それが今回取り上げた、PC-9801VX21です。
筐体に描かれた型番はPC-9801VXのみなので、PC-9801VX2と見比べても違いが分からない形でした。

 キャッチコピーとして「オフィスは、本物を知っている。」を採用したPC-9801VX21は、スペックとしてはPC-9801VX2とほぼ同じですが、
CPUに“クロック周波数10MHzの最新鋭80286CPUを採用(広告より)”とあるように、10/8MHzで駆動する80286を搭載したのが大きな違いです(VX2は8MHz)。もちろん、VX2と同じくμPD70116-10(V30)(10/8MHz)も載っていました。

https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/retrohard/1400544.html