和歌山北警察署で部下にパワーハラスメントを繰り返したなどとして、当時の署長と副署長が懲戒処分を受けました。部下の1人は自殺しています。

 停職6か月となったのは和歌山北警察署で当時署長だった湊隆弘警視(59)で、減給6か月となったのは当時副署長だった馬倉実警視(55)です。

 湊署長(当時)は去年4月ごろ~今年3月にかけて、会議などで部下の署員2人に対して「実績がなかったら今の仕事を降りろ」などとパワハラ行為を繰り返し、馬倉副署長(当時)も署員が精神的に不安定になっていることを認識しながら適切な対応などをとらなかったということです。

 署員の1人は今年3月に警察署内で自殺しました。

 和歌山県警はパワハラ行為が自殺につながったとして「組織として痛恨の極みです」としていて、2人はいずれも依願退職しました。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20220519/GE00043880.shtml