以下引用
——
(前略)
しかし、どう考えても不思議ではないだろうか。南丹市長と議会議長が「ロシアによるウクライナ侵略」とハッキリ言明して抗議しているのに、それとは真逆の「DSがロシアを攻撃している」「ウクライナ側の自作自演」と陰謀論を展開する馬渕氏を市の文化観光大使に任命することは、市や議会の決意と全く矛盾しているのではないか。
 そこで、この文化観光大使の担当である同市秘書広報課に筆者は2022年5月20日に電話取材した。
(個人名が出る為にここは中略)

・経歴だけ見て判断しました。ディープステート云々の陰謀論は承知しています。(南丹市広報課)
―まず馬渕氏が文化観光大使として任命された経緯を教えてください。
広報:就任頂いた経緯というのは、うち(南丹市)の名誉市民でもあり、官公庁で大使をやられたという経歴でお願いしたということですね。
―馬渕氏は、ウクライナ侵略については、(ロシア軍が)ディープステートを叩きのめすための戦争をやっている、とずっと主張されているんですけど、このことについてはご存じでした?
広報:はい。その辺は個人さんの意見なんで、うちとしては、どうこうということは無いんですけども。
―南丹市はウクライナ支援ということをやっているわけですけれども、馬渕さんが言っていることというのは、市の方針と真逆の事なんじゃないですか。
広報:個人の考え方や思想をですね、考慮して、うちとしてはそこまで考えして任命したわけではないです。
―では、(馬渕氏)がプーチン氏の侵略戦争を肯定しているということを分かって任命したということですか。
広報:いやその、戦争についての肯定否定では無しに、ご本人(馬渕氏)様の経歴だけで考えさせてもらっているだけなので。うちの名誉市民であることと元駐ウクライナ大使というご経歴だけを見ているということなんですね。
―馬渕氏のネット動画や著作での発言について、それを観たり読んだりしたりした有権者が、それを今回のウクライナ戦争の美化とか肯定である、と受け取っていたとしても、それは関係なく経歴だけを見て任命したということで間違いないですか。
広報:そうですね。
―では、文化観光大使がどんなこと言っていても関係ないというwことですよね。
広報:はい、うちとしては個人さんの発言についてどうのこうのとはできないとおもうんですけど。
―もう一度確認しますけど、南丹市としては、馬渕氏のディープステート云々については事前に確認して把握しているんですね?
広報:はい、当然その、記事なりニュースなりで拝見はしていますね。
―それ見てどう思いました?
広報:いやそれは、個人の考え方ということで。はい。
・いくら非人道的なことを言ったとしても、個人さんの考えですので。(南丹市広報課)
(続く)