桃太郎は嫁取り話!? 桃から生まれない地方も 各地の115話を分析した中学生が文部科学大臣賞 5月に書籍化

普通の桃太郎は鬼ケ島で鬼を退治し、宝物を持ち帰る。
しかし、中には、宝ではなく、お姫様を連れ帰る桃太郎もいることに倉持さんは興味を持った。
袖ケ浦市の中央図書館の司書に依頼し、国立国会図書館や他県の図書館に所蔵される
桃太郎の本を取り寄せるなどして115話を調べてみると、妻を求めて結婚するケースが3話あった。

実は、倉持さんが桃太郎で同賞を受賞するのは、これで2回目。

小学5年生の時は「桃太郎は盗人なのか?~『桃太郎』から考える鬼の正体~」のテーマで考察。
鬼はそれほど悪ではなかったという結論を導いたこの研究も、2019年に本となって出版された。

わかったこと

東北地方は箱や、戸棚から生まれるものが多い
中国地方では桃や、もとから生まれているものが多い
婆(ばば)が若返って桃太郎が生まれたのは香川県と埼玉県しかない
近畿地方と九州地方はお話が少ない
新潟県にはキジの卵から生まれる雉(きじ)の子太郎がいた
桃ではなく、人形が流れてきたり、捨ててあった子どもを拾ったり、桃が全く関係ない話もあった
柿の種を植える話もあり、カニのあだ討ち型の話だった
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/54171/

https://i.imgur.com/Oojjaia.jpg