5時間で1300万円が溶けた...... 仕事中でも電車の中でも24時間できるオンラインカジノの怖さ


山口県阿武町が4630万円の給付金を誤送金した問題で、振り込まれた男が使ったと供述して話題となっているオンラインカジノ。特に若者で急速に広がっており、深刻な社会問題となっている。 主催した同会代表の田中紀子さんは「大人たちは『若者から稼ごう』ではなく、『若者を守ろう』であるべきではないか? 大事な日本の宝物であり、これからの日本を担う若者がギャンブルで未来を奪われないように、死ぬことのないように守らないといけない」と訴えた。

オンラインカジノにハマった男性「ネットゲーム感覚だった」 フォーラムに登壇した不動産コンサルタントの男性(38)は、コロナ禍でハマったオンラインカジノで7000万円もの借金を抱えることになった。 学生時代からパチンコやスロットを始め、30代で稼ぎ出した頃からカジノに手を染めた。休みに海外に行ってはカジノに通うようになったが、2020年から新型コロナウイルスの流行で渡航できなくなり、オンラインカジノに手を出すようになった。
会員登録をして、お金を振り込むだけで5分以内にはゲームができる。モニター越しにはリアルなディーラーがいて、プレイヤーはチャットでやり取りしながら、画面上のテーブルにチップを積んでベット(賭け)する。 「クレジットカードも使えるし、仮想通貨のビットコインでの入金もできる。今は銀行アプリでネット振込みができるので、銀行の窓口に行くことなく365日24時間できます。ネットゲーム感覚で、モニターに映る金額の数字が増えた・減ったぐらいの現実感しかありませんでした」 ところが、振り込みは簡単なのに、出金は簡単にはいかない。

高額になると審査があり、出金に1ヶ月待たされることもあった。 「待っているうちに、気づいたら出金手続きをキャンセルして、出金するはずのお金を賭けていたこともあります」


https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/online-casino