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「相撲していて落ちた」通報も 男子高校生を海に突き落とし死なせた疑い、17歳少年逮捕 市川

市川市塩浜2の塩浜三番瀬公園近くの海岸で3月、男子高校生2人を海に突き落とし1人を死亡させたとして、行徳署は20日、傷害致死と傷害の疑いで友人の無職少年(17)=市川市=を逮捕した。もう1人は意識不明が続いている。当時、現場には知人ら男女計9人がおり、同署は詳しい状況などを慎重に捜査している。

 逮捕容疑は3月10日午後2時ごろ、同市塩浜2の海岸で排水用の管の上から男子高校生2人を海に突き落とし、同市の男子高校生(17)を死亡させ、もう1人に重傷を負わせた疑い。県警は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。

 同署によると、被害者2人は意識不明だったが、同市の男子高校生は20日に搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺水による低酸素脳症とみられ、もう1人も意識が戻っていないという。被害者2人と少年は当時、県内の同じ高校の同級生で、少年は事件後に退学していた。

 被害者2人は海に突き出た排水用の管(幅約3メートル)の上で相撲をしていたところ、少年に約3メートル下の海に突き落とされたとみられる。現場には3人を含め計9人がおり、知人女性が「友人が相撲をしていて海に落ちた」と110番通報。駆け付けた消防隊員が2人を救助した。