2015年に女性活躍推進法が全会一致で可決。そのころ、宮崎謙介氏と結婚した金子氏は先輩議員に結婚報告を行った場で「結婚おめでとう。でも3000票は減っちゃうね。次の選挙は厳しくなるね」と言われ、その後に子どもを授かったことを報告した際には「もう一生休んでればいいんじゃない」と鼻で笑われたという。さらに目の前で電話をかけた男性議員が「妊娠のタイミングの分からないような議員をこの地域から出してすみません」と話しているのを聞いたとも告白した。

 驚きはこればかりではない。切迫流産の疑いで入院。絶対安静だった際には、30代の男性議員から「会合に出られないなんてあり得ない。グリーン車に乗れば横になれるでしょ? すぐに来い!」と呼び出し命令も。ちなみに、その男性議員は公約に子育て支援を掲げていたというから開いた口が塞がらない。

 当時のことについて金子氏は「30代の議員でした。その方も子育て中の議員で。奥様が切迫流産というご経験が無いのか…そこを想像できなかったのか。私はただ『欠席します』という連絡を入れたのですが、『何で来ないんだ?』と。ベッドの上から動けないということを伝えたら『グリーン車なら横になれるだろ?』と仰ったので愕然とした。掲げている公約は子育て支援とか、女性活躍などだったのですが…」と振り返った。

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