22日午後3時45分頃、神奈川県横須賀市船越町の海上自衛隊横須賀基地から出港中の護衛艦「じんつう」(2000トン、乗員約120人)が、停泊していた掃海母艦「うらが」(5650トン、乗員約20人)の右舷中央部に衝突した。けが人はなく、浸水や油漏れもなかった。横須賀海上保安部が原因を調べている。
同保安部や海自横須賀地方総監部によると、じんつうは訓練を終えて長崎県の佐世保基地へ戻るため、引き船が付いてバックで離岸しながら回転していたところで衝突。船首が約1メートル陥没し、直径5センチほどの穴が開いた。うらがも外板が縦横3メートル、深さ20センチほど陥没し、長さ約45センチの亀裂が生じた。じんつうを操艦していた中島康裕艦長は「このような事態を起こして申し訳ない。海保の調査には全面的に協力する」とコメントした。
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