ウクライナ軍が使い始めた米M777榴弾砲の威力

5/11(水) 17:15配信

<旧ソ連製の榴弾砲に代わってウクライナ軍が使い始めた最新式のM777榴弾砲は、
東部ドンバス地方でのロシアとの戦いも引っくり返す
「ゲームチェンジャー」になるかもしれない>


アメリカ軍による訓練

アメリカ国防総省の高官は5月9日の記者会見で、
「現時点で310名以上のウクライナ軍兵士が、M777に関する訓練を完了した」
と発言。約束した90門のうち85門がすでにウクライナに届けられたと述べた。

「これに加えて我々は、2週間に及ぶM777のメンテナンス講座を開始した。
これは新たな進展になる。ウクライナ国内に非常に多くの榴弾砲が
配備されることになった以上、メンテナンスの支援も重要だ」

米国防総省のある高官は4月29日、ドンバス地方でウクライナ軍を
支援することに関して、M777は「圧倒的に効果的」だと考えられていると述べた。

M777榴弾砲に加えて、別のタイプの155ミリ大砲も供与される予定だ。
オランダはPzH2009自走榴弾砲を6門送っており、
フランスも10~12門のカエサル155mm自走榴弾砲を供与すると約束している。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/05/m777_2.php