大阪大学などのグループは、iPS細胞から作った目の角膜の組織を重い目の病気の患者4人に移植した結果、
3人は日常生活に支障がない程度にまで視力が回復したと発表しました。

大阪府内に住む40代の女性は、6年ほど前に視界がぼやけるなどの違和感が両目に現れ、
目の角膜が濁って視力が低下する「角膜上皮幹細胞疲弊症」と診断を受けました。

その後、女性は今回の臨床研究に参加することになり、最初の患者として3年前、左目に世界初の移植手術を受けました。

その結果、左目の視力は改善して、裸眼で0.04ほどだった視力が手術から半年がたった時点で調べると0.6となり、
その後も、日常生活に支障がないほどに回復しているということです。
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