「海はつながっているから大丈夫」と被告の社長

ワカメの産地偽装事件で起訴された静岡市の食品販売会社の社長の男の
初公判が27日開かれました。男は起訴内容を認め、検察側は懲役10カ月を
求刑しています。

不正競争防止法違反などの罪で起訴されているのは静岡市の食品販売会社社長・
小川重英被告(80)で、去年11月外国産ワカメを原材料に「鳴門産」と虚偽の表示を
した商品を販売したとされています。

27日の初公判で小川被告は「間違ったことはありません」と起訴内容を認めました。
検察側は小川被告が遅くとも6年前から産地偽装を行っていたと指摘し、

従業員に対して「海はつながっているから大丈夫」と犯行をごまかすような話を
していたことなどを明らかにしました。

そのうえで行政の調査に対しウソの供述をするなど悪質で常習的な犯行だとして、
懲役10カ月を求刑しました。一方弁護側は「現在はワカメの取引を行っておらず、
被告の妻が今後監督をすると証言している」とし寛大な判決を求めました。

判決は6月14日に言い渡されます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/df3ddaa57ad24f204f52ad8ed46c62304aaebcf9