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佐々木歩夢、ハイサイド転倒で脳震盪と左右の鎖骨を骨折。MotoGP第8戦イタリアGPは欠場
5月28日、ロードレース世界選手権MotoGPのMoto3クラスに参戦している佐々木歩夢（Sterilgarda Husqvarna Max）はイタリアのムジェロ・サーキットで開催されているMotoGP第8戦イタリアGPを欠場することが発表された。佐々木はフリー走行2回目に転倒を喫して脳震盪と鎖骨の骨折を負った。
佐々木は、前日の27日に行われたフリー走行2回目、順調にアタックを行い上位タイムを記録。しかし、セッション残り27分となった際に12コーナーでハイサイドを起こして転倒を喫してしまった。その直後に後続のジャウマ・マシア（Red Bull KTM Ajo）、エリア・バルトリーニ（QJMotor Avintia Racing Team）の2台も絡むクラッシュとなり、ヘルメットが打ち付けられた佐々木はバイクとともにグラベルに滑り、なかなか起き上がれなかった。
その後、メディカルセンターに運ばれた佐々木は、首、肩、背中に痛みを訴えており、さらなる精密検査を受けるためにボルゴ・サン・ロレンツォの病院でCTスキャンを受けた。その結果、脳震盪と左右の鎖骨を骨折していたことがわかり、今大会の出走許可が降りず欠場することとなった。
佐々木は今シーズン3度の表彰台を獲得しており、現在ランキング5位となっている。第8戦イタリアGPでもフリー走行1回目で3番手、2回目で2番手と上位で速さを見せていただけに、今大会の欠場は佐々木にとっても悔しい結果となった。
