https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220526/k10013644851000.html

サントリー 主力のビールやチューハイなど値上げへ

原材料価格や物流費の上昇などを受け、サントリーは、ことし9月から10月にかけて、主力ブランドのビールやチューハイ、輸入ワインなどを値上げすることを決めました。

会社の発表によりますと、値上げされるのは、主力ブランドのビールや、チューハイ、輸入ワインといったアルコール飲料のほか、ノンアルコールビールなど、家庭用と業務用の合わせて507品目です。

値上げは輸入ワインがことし9月1日の出荷分から、それ以外の商品は10月1日の出荷分からが対象となります。

家庭用の商品の値上げの幅はいずれも店頭価格で、
▽ビール系飲料が6%から10%程度、
▽チューハイやハイボールが2%から6%程度、
▽輸入ワインが平均して8%程度となる見込みです。
価格の引き上げは、家庭用のビール系飲料については酒税法の改正に伴う場合を除いて14年1か月ぶりとなります。

理由について会社では、世界的な需要の拡大に伴い、海外産の麦芽やとうもろこし、ワイン用のぶどうなどの原材料の価格が高騰していることに加え、原油価格の高騰を背景に、アルミ缶の価格や物流コストなどの上昇が続いているためだとしています。

大手メーカーでは、アサヒビールとキリンビールもことし10月から主力ブランドのビールなどの価格を引き上げることを決めています。