4年前、広島・福山市の中学校で理科の実験中、生徒が指先を切断する事故があり、市は賠償金を支払う方針です。

【写真を見る】「慣性の法則」理科の実験中に中学生が指先切断 約450万円賠償へ 広島

福山市教育委員会によりますと、2018年9月、神辺中学校で理科の授業中に当時、20代の男性教諭が、「慣性の法則」を学ぶ実験を独自で企画しました。

教諭は、男子生徒に別の生徒が立った状態で乗った台車を押すよう指示しました。台車は後ろに転倒し、押していた男子生徒が、台車と床の間に左手中指をはさまれ、指先を切断したということです。

実験は、教科書に記載がないものでした。福山市は、「安全配慮が不十分だった」と学校側の過失を認め、男子生徒に賠償金447万円余り支払う方針を決めました。

保護者の意向などを踏まえ、事故は公表しなかったということです。市教委は、「重大な事案と受け止めている。再発防止の徹底に努める」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e296f10b84e756e905c78e3f88f894e4f8e33b2d