2022年5月28日 11時0分

週刊女性PRIME

未来を予言する『こち亀』の世界

 その後、'21年に『ゴルゴ13』(リイド社、現204巻)の記録に抜かれるまでは「もっとも発行部数が多い単一漫画シリーズ」としてギネスに登録されていた。そんな「こち亀」には、未来を予想し、現実になったシーンが多い。

 もともと「こち亀」は『ヤングジャンプ』(集英社)の読み切り漫画として掲載された。その後、休載することなく、『少年ジャンプ』で連載され、作者・秋本治(69)の代表作となった。

 連載当時には実現していない技術も多かった。スマートフォンが出現する前の'02年に発行された、129巻の「驚異のシルバーiT!の巻」では、携帯電話でバーコード決済をするシーンが描かれている。

 現在では多くの人がスマホを所有し、電子マネーを利用している。特に都市部では日常となった。漫画の設定ではQRコードは想定されていないが、バーコードを読み取る仕様で、現在の利用法と同じだ。

https://news.livedoor.com/article/detail/22237979/