数時間しか花を咲かせないバニラの花 本部町 海洋博公園

わずか数時間しか花を咲かせないバニラが、本部町の海洋博公園で花を咲かせています。

バニラの花が咲いているのは、本部町にある海洋博公園内にある熱帯ドリームセンターです。

バニラは、メキシコや西インド諸島などが原産のランの仲間で、直径5センチから7センチほどの黄緑色の花を咲かせます。

温室には6株が栽培されており、現在、合わせて50ほどのつぼみをつけています。

バニラは4月から5月にかけて花を咲かせますが、開花時間が朝の数時間と短く、花が咲くのは一日10輪ほどだということです。

株にはサヤインゲンのような細長い実もつき、この実の発酵や乾燥を繰り返すことで、バニラの香りが引き出され、アイスクリームなどに利用されるということです。

熱帯ドリームセンターの中川綾乃さんは「株を大きくするのも難しく、大きくならないと花が咲かないため珍しい。
花は午後になるとしぼんでしまいますが、かわいいのでぜひ見ていただきたいです」と話していました。

バニラの花は、数日間は楽しめそうだということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220527/5090018427.html