たばこの吸い殻を道路に捨て続けた男性の摘発に貢献したとして、福岡県警門司署は20日、門司区大里新町の田川進次さん(74)に感謝状を贈った。
犯人を突き止めようと約1年にわたりポイ捨ての実態を記録し続け、自ら現場にも張り込んだ田川さん。その原動力は地元を大切に思う心だったという。

犯人を突き止めるべく、田川さんは2020年12月から、たばこを確認した日を記録。
今年2月上旬は約10本が3日連続で捨てられており、署に通報した。同11〜24日は早朝や深夜、寒い中で現場近くの電柱の影に隠れ、捨てる人物を待ち伏せした。

署も捜査に乗り出し、同24日、現場に張り込んだ署員が、車の運転席から吸い殻を捨てた男性を確認。
田川さんが証拠品として保管していたたばこから検出された唾液のDNA型が一致するなどし、署は5月18日、2月に計86本のたばこの吸い殻を捨てたとして、廃棄物処理法違反容疑で北九州市の50代男性会社員を地検小倉支部に書類送検した。

署は、男性が今年2月までの約1年間で約1800本を捨てたとみている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f5c1d6e56a3ec66b89811839e43b60065461dcfa