<香川県警>中2長男に十分な食事与えず低栄養に 両親逮捕

◇40キロあった体重が32キロに 保護責任者遺棄致傷容疑で

中学2年の長男(13)に十分な食事を与えず衰弱させたとして、香川県警坂出署は10日、
父親で歯科技工士の小西正規(48)と母親で無職の安寿紗(あずさ)(31)=いずれも
同県坂出市久米町2=の両容疑者を保護責任者遺棄致傷容疑で逮捕した。
2人は「事実無根だ」などと容疑を否認しているという。

逮捕容疑は昨年4月ごろから2月末までの間、長男に十分な食事を与えず、
低栄養、亜鉛欠乏症にさせたとしている。

県警などによると、2月末、長男の衰弱に気付いた両容疑者が病院へ連れて行き、
病院からの連絡で県西部子ども相談センターが県警に通報。昨年4月に40キロあった体重は
受診時に32キロに減っていた。長男は4月12日ごろに退院。現在は児童養護施設で保護され、
回復に向かっているという。

坂出市教委によると、両容疑者は、学校からの家庭訪問の要請を拒否する一方、
市教委を3月末に訪れ、入院の理由を「体調不良」と説明したという。
https://www.asahi.com/articles/ASL5B3J8LL5BPLXB002.html