埼玉県警所沢署は24日、商標法違反(販売目的所持)の疑いで、所沢市並木、会社員男(41)と、自称自営業の妻(41)を現行犯逮捕し、25日に送検した。

 逮捕容疑は共謀の上、海外ブランド「エルメス」に類似したデザインの財布2点を、フリーマーケットサイトで販売する目的で所持した疑い。

 同署によると、エルメスがフリマサイトに出品されていた財布を購入したところ、配達伝票により、所沢市内から発送されたことが判明。昨年10月中旬、エルメスが同署に「商標権を侵害する物品がフリマサイトで販売されている」と通報していた。2人の自宅からは63点の偽エルメスの財布が押収された。財布の製造には関わっていないとみられ、同署は財布の入手経路や売り上げ、余罪について詳しく調べる。

 2人は「これから起業する際の生活基盤として、財産を蓄えたかった」「夫がやっていることなので手伝った」などといずれも容疑を認めているという。

夫婦逮捕…エルメスに通報され、フリマサイト「偽物販売」が発覚 起業へ準備する夫のため、手伝った妻(埼玉新聞)
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