2021年度の生活保護申請件数が速報値で22万9878件に上り、前年度から0.8%増えたことが1日、厚生労働省の集計で分かった。増加は2年連続。長引くコロナ禍の影響とみられる。厚労省の担当者は「前年度から、それほど状況が変わっていないと考えられる」と話している。

 20年度は22万8102件(確定値)で、リーマン・ショック後の09年度以来、11年ぶりに増加していた。

 今年3月の生活保護申請件数も発表。1万9793件で、21年3月に比べて13.4%減った。減少は3カ月連続。今年3月から生活保護を受け始めたのは1万7751世帯で、前年同月比で12.7%減った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23b21aec495148b5c843cea73116becfafbd681c