マリウポリ、ウクライナ、6月1日(AP)― ロシア国有通信社RIAノーボスチは5月31日、ロシア調査委員会のメンバーが、ウクライナ南東部マリウポリにあるアゾフスタリ製鉄所の内部を調査する映像を公開した。
 アゾフ海に面する要衝マリウポリは、侵攻当初からロシア軍が包囲。約2500人のウクライナ軍兵士が、同製鉄所に立てこもり抵抗を続けていたが、5月17日に戦闘が終了した。
 ロシア国防省は31日、同製鉄所の地下トンネルで152人のウクライナ兵の遺体を発見したと発表した。遺体は冷却装置が故障したバンに積まれており、バンの下には地雷が4個仕掛けられていたという。
 この地雷について同国防省は、ウクライナ軍が意図的に仕掛けたものと説明している。それによると、「遺体が家族に引き取られるのを阻止するため、ロシアが爆破したと責任をロシアに押し付ける目的で、ウクライナ軍が意図的に仕掛けた」と国防省は主張。
 ロシアは近い将来、遺体をウクライナ側に引き渡す計画だという。

AP

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