三好不動産(福岡市)は動画配信サービス「ユーチューブ」に、LGBT(性的少数者)向けに賃貸物件契約などの情報を提供するチャンネルを開設した。
行政の取り組みや賃借契約時に注意すべきポイントなどを解説する。日時や場所に関係なく必要な情報を入手しやすくする。

LGBT向けの情報を動画で発信
ユーチューブに「MIYOSHI Rainbow TV」を開設した。まずは福岡県のパートナーシップ宣誓制度に関して、県の担当者を招いて制度の概要や利用可能なサービスを紹介する動画を3日に公開する。
同社はこれまで、セミナーやライブ配信を通じてLGBT向けの情報を発信していた。ただ、カミングアウトしていないカップルはセミナーに出席しにくく、ライブ配信も日程が合わずに参加できない場合があったという。今後は住宅ローンの活用法や遺言を活用してパートナーに財産を残すための方法など、ライフプランに関する情報を発信していく。
同社は2016年から、
不動産賃貸関連でのLGBT支援に取り組んでいる。福岡県が22年4月にパートナーシップ宣誓制度を始める際も、県から不動産業界でのLGBT向けサービスの拡大に関して相談を受けていた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC017W20R00C22A6000000/